■和歌山県立医科大学の板倉徹先生は「手紙をペンで書くこと」を勧めます。
脳のいろいろな部分が活性化されるからです。
相手を思い、紙にペンで漢字やひらがなを書くと
「後頭葉、側頭葉、前頭前野とほぼ脳全体を活性化させていることになる。
手紙を書くということほど効率よく脳全体を活性化させる方法はない」
(参考:「ラジオは脳にきく」)
■”百マス計算”で有名な陰山英男先生(立命館大学)の教え子で名古屋大学医学部に進んだ荒川雅子さんは
小学校時代を振り返り、こう答えています。「どんな教科もプリントがたくさん出て、ひたすら書いたのを覚えています。
毎日10行ほど日記を書かせる宿題があり、どんな内容にしようか
思案にくれたり、NHKで放映した番組のビデオを教室で見て、
乾燥を書いたり」「漢字にしても書いて覚えました。
ですから大学生になった今、勉強するときは必ず書いて覚えます。」
(参考:『検証学向上』)
たしかに漢字は書いて使わないと覚えないものだと私も思います。
子どもたちの学習の様子を見ていると、
宿題がんばりノート10ページ、算数のドリルから好きな問題をうつして・・・
というので、一生懸命ページ数をかせぐためだけに写し、
答えさえも自分で解かず、まる写しの子もいます。
たぶん学校側は気づいていないのでは・・・・
こうした目的がわからない”ただ書く”行為は
ようけいに子どもたちの「書き嫌い」につながっているような気がします